1)哲学コーチング
- 対象:個人の発想や決断に大きな比重があり、それを磨きたい方、自分の考えを深め、自らの活動の意義を新たな角度から見直したい方を主な対象とします。たとえば経営者・建築家・アスリート・芸術家といった方々は、こうした課題をお持ちの方も多いかと思われます。
- 概要・方法:哲学者との一対一の対話を基本とし、哲学的な問いと思考の技法を用いたコーチングです。
- 特徴:哲学コーチングは単純に答えを与えるものではありません。「問い」を通じて、クライエントが「自ら考える」ことを促します。
2)哲学コンサルティング
- 対象:企業、自治体、教育機関、その他。部門やプロジェクト単位でも可。
- 概要:組織体がもつ様々な問題に対し、哲学的な手法を用いて分析・整理・掘り下げを行います。その上で、やはり哲学的な手法を用いて、新たな価値の創出につながる思考のプロセスへと導いていきます。
- 方法:まずは団体・組織体の様々な関係者との一対一または少人数での対話を入り口とします。丹念な聞き取りをベースとして、その組織体の活動の社会的意義や意味の明確化、方向性の再確認、理念の再形成・洗練、新しい理念の創出などを目指します。
3)哲学メディエーティング(媒介)
- 対象:企業、自治体、教育機関、その他。
- 概要:哲学コンサルタントを媒介役(メディエーター)として、組織体が内側から変化することをサポートします。組織体のあり方を具体的に変容させていくために、構成員への哲学的な手法による働きかけ、理念の共有・浸透、意思決定層と現場との意思疎通の改善などを行います。
- 方法:組織の様々な階層に属する人々の間に、哲学コンサルタントがメディエーターとして介入することで、組織内の様々な関係性を連結・調整・展開していきます。経営層への哲学コンサルティングを基礎とした、構成員への意思や理念の伝達、構成員へのインタビュー、小グループでのミーティング、そこで得られた知見の構成員へのフィードバック、などが含まれます。
例:2)哲学コンサルティングで紹介した企業への哲学相談で企業理念を明確化または再創出した後、その理念を組織全体に浸透させるため、経営層と社員との間をメディエーターが媒介するといった例が考えられます。
4)哲学研修
- 対象:企業、自治体、教育機関、研究機関など、またその部門など
- 概要:哲学に関連する内容の様々なタイプの研修依頼に対応します。
- 方法:講義、アクティヴ・ラーニング、哲学的インタビューを通じた問題発見と共有、など。案件に応じて、研修内容を柔軟に調整します。