
哲学は単に机の前だけにあるものではありません。哲学は生活と共にある。それが株式会社TETSUGAKUの基本的な考え方です。
そうだとすると、われわれがどこに身を置き、何を感じているのかということは、哲学と決して切り離せません。「身体」のあり方と、「考える」ことをリンクさせる。そこにいつもとは違う哲学とのつきあい方を開くことは可能です。
そのような考えのもと、11月の北海道で哲学リトリートを開催します。
場所は札幌市、空沼岳登山口近く、南区の山々に囲まれた自然豊かなところです。今回のリトリートでは、このような非日常の空間に集い、日常から解放されて、「哲学的に考える」というモードに自然なかたちで馴染んでいく体験を提供したいと思います。
あたりまえのことですが、世の中にはたくさんの人が住んでいて、いろいろな活動をして暮らしています。しかし、その「あたりまえ」の多様さにいつも驚きます。株式会社TETSUGAKUが今回タイアップするのは、大工の棟梁として明治期の建築を修理するお仕事をなさっている一方で、ダンサーとしても国際的に活躍している「踊る大工」菊澤 好紀氏です。今回の目玉の一つとして、菊澤氏によるボディワークを特別に体験していただけます。ボディワークで身体をほぐしたあと、ゆったりとした気持ちで哲学的思考を体験していただきます。
今回のリトリート会場は、菊澤氏が自ら大工として手を動かして造り上げた美しい建造物、Sōla・Art-Retreatセンターにあるドームです。通常は入ることのできない特別な場所です。当日は周辺を散策することもできます。敷地内には焚火台、サウナがあり、サウナに入ったり焚き火を眺めたり身体を温めながら参加者や講師とお話しすることができます。
今回のリトリートのポイント
- 国際的に活躍する舞踏家・菊澤好紀氏本人による貴重なボディワークが体験できる
- 株式会社TETSUGAKUのCPO・哲学専門家・田口 茂による哲学セッションが体験できる
- 北海道の自然に触れ、自然のなかでゆったりとした時間を過ごすことができる
- 菊澤氏建築によるドーム(通常は非公開)を特別に利用できる
日頃の忙しさから離れて、北海道の自然のなかで、心もからだも解放された特別な時間を過ごしませんか。
菊澤 好紀 Yoshinori Kikuzawa

踊る大工、舞道家、仙人、sola.art-retreat代表。菊澤建築 渦仙 棟梁
2022年札幌市南区空沼岳の麓にsola-art.retreatを建築。アートと・自然で人を癒すことを目標に活動を始める。
カポエイラ、武術、格闘技の持つ、流れ•気•修行法で精神と肉体を探る。ストリートダンスや舞踏などの様々なテクニック、インスピレーション、記憶を身体表現で紡いでいく。ダンスでは山岳鍛練や、脱力した状態で身体の芯、各部位をねじり、円周運動を利用して身体の流れを構築するメソッド、UZUを創案。
主なprojectでは、2013年幼少期に習得した書道と舞を融合させ、 楽曲と感情の視覚化、空間インスターレーションを目的としたSHODO DANCEなどがある。
2017年には札幌国際芸術祭にてアイヌ伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ボーカルグループMAREWREWとコンテンポラリーダンスのコラボレーション作品”Rap Rap”に選出され、翌年2018同作品がスピンオフとして、ロシア公演、2019年韓国公演。
2019年NIKE Air Max 720のプロモーションビデオにShodo danceで出演。
田口 茂 Shigeru Taguchi

現象学と日本哲学の研究、ならびに科学と哲学の異分野融合研究で国際的に著名な哲学研究者。株式会社TETSUGAKU取締役CPO(最高哲学責任者)、北海道大学大学院文学研究院教授、人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)センター長。
累計一万部を超えた著書『現象学という思考』(筑摩書房 2014)、数学者・西郷甲矢人氏との共著『〈現実〉とは何か──数学・哲学から始まる世界像の転換』(筑摩書房 2019)、神経科学者・吉田正俊氏との共著『行為する意識──エナクティヴィズム入門』(青土社 2025年)、その他、著書・編著・論文多数。Tom Froese氏との共著論文The Problem of Meaning in AI and Robotics (Philosophies 2019) は引用数トップ1%論文に入った。
著書『現象学という思考』は、26校の大学入試、4校の高校入試、東京都公立学校教員採用試験で試験問題として用いられ、その他の著作も5校の大学・高校で入試問題に用いられている。「〈交差〉としての時間」というエッセイは、数研出版の高校教科書『現代の国語』『高等学校 現代の国語』に掲載された。
ここからもわかるように、哲学的な思考の世界に平易な言葉で読者を誘う文章に定評がある。
当日の流れ
参加者にだけ施設の正確な場所をお伝えしますので、当日昼頃までに到着し、周辺を散策したりサウナ(※予約制:下に説明があります)で身体を温めたりしてゆっくり時間を過ごしてください (昼食は各自でご用意ください)。
13:00から全員でドーム内に集まり、オープニングセッションを行った後、菊澤氏によるボディワークを行い、ゆっくりとからだをほぐして頂きます。(動きやすい服装をご用意ください。着替える場所も提供します)。
その後、弊社CPO田口から「時間──われわれが現に生きている今」というテーマでお話をします。徐々に意識を哲学モードに切り替えていきます。
講義後は、参加者同士がドームとその周辺の設備を利用して過ごす時間をもうけます。ゆったり自然の中で火を焚いて、コーヒーを飲みながら思索と対話に耽ります。
最後にもう一度全員で集まってクロージングセッションを行い、終了となります。
日時・場所
日時:11月23日(日曜日) 11:00〜19:00
場所:Sōla・Art-Retreatセンター(北海道札幌市) https://sola-art.com/
※特別な場所ですので、HPに詳しい場所は掲載されていません(札幌市の中心部から南方向に車で1時間弱)。詳細は参加者にのみ追ってご連絡致します。
価格
価格:69,000円(+消費税)
※今回は初回の特典として特別料金となっております。
※※2名以上で同時に申し込む場合、お一人様67,000円(+消費税)となります。
プログラム
11:00~ Sōla・Art-Retreatセンターオープン 任意の時間に来て、サウナや周辺を散策するなど自由に時間を過ごしてください
13:00-13:15 オープニングセッション
13:15〜14:15 ドーム内でボディワーク
14:30〜15:30 ドーム内で哲学セッション
15:30~18:00 自由時間 焚き火を囲んで、あるいはサウナで交流
18:00-18:30 クロージングセッション
18:30 解散
ご留意点
- 自家用車・レンタカー・公共交通機関でのご参加を推奨しています。交通手段の確保が難しい方はご相談ください(別途料金が発生します)。
- 15歳以上のみ参加可能
- 定員20名(定員に達した時点で締め切りとなります)
- 最少催行人数4名(キャンセルの場合は全額返金)
- サウナは皆様がお楽しみいただけるよう、予約制としたいと思います。以下からご予約ください。サウナのご予約
- またサウナに入る方は水着、フェイスタオル・バスタオルなどをご持参ください(サーフポンチョ、サンダル等推奨)。
- 当日は一桁台の気温となる見通しです。防寒着についてもご準備願います。
ご予約
参加を希望する方は、お支払いページに進み、予約を完了させてください。
ご予約後、確認メールをお送りいたします。ご予約後、確認メールをお送りいたします。また、時期が近づきましたら、イベント場所の詳細をお伝えいたします(原則3週間前まで)。もちろんそれ以降のご予約も可能です。
キャンセル料について以下のように設定しております。
- 期限
・11/10(月)~11/19(水):税込み料金の20%
・11/20(土)~11/23(日)午前11:00まで:税込み料金の50%
・それ以降、または連絡なし:100%
- 弊社側都合による中止の場合、全額返金
- 参加を辞退する場合は、下記より必要事項を明記し、返金の手続きを行ってください。
リトリートについて詳細やご質問、フォームの不具合などがありましたら、ご迷惑をおかけいたしますが、問い合わせページよりお知らせください。