小林 和也

株式会社TETSUGAKU代表取締役。北海道大学文学院修了(修士:文学)。ミシェル・フーコー研究を中心としたフランス現代思想の研究で修士課程を卒業後、同オープンエデュケーションセンターで応用倫理学・戦争倫理学などの映像教材制作、大規模オンライン公開講座(MOOC)の運営を通じて教育工学研究に関わった後、現在に至る。
謎である人生とは何か、その中で何を為すべきかを考えるために、人々とそれを問うことで友愛(フィリア)としての哲学を実践したいと考えている。
田口 茂

株式会社TETSUGAKU 取締役、最高哲学責任者(CPO:Chief Philosophy Officer)。北海道大学 大学院文学研究院 教授、人間知・脳・AI研究教育センター長。Dr.phil.(哲学博士)(2003年11月 ドイツ・ヴッパータール大学)。主な専門分野:E・フッサールの現象学、意識の哲学、西田幾多郎・田辺元の哲学。主に自我・自己論、間主観性論、明証(evidence)論に取り組んできたが、近年は神経科学・数学・ロボティクス・情報科学などの研究者と共同で「意識」の学際的研究に取り組んでいる。
著書にDas Problem des ‘Ur-Ich’ bei Edmund Husserl (Springer 2006)、『現象学という思考──〈自明なもの〉の知へ』(筑摩書房 2014)、『〈現実〉とは何か──数学・哲学から始まる世界像の転換』(筑摩書房 2019、西郷甲矢人氏との共著)、『行為する意識──エナクティヴィズム入門』(青土社 2025、吉田正俊氏との共著)などがある。
白水 大吾

哲学コンサルタント。北海道大学文学院修了(博士:文学)。東京大学理科二類に入学するも、何かを選ぶにはあまりにも何者でもない自分に気付き文学部哲学科に進学。大学院ではイギリス観念論哲学の代表的思想家であり「気怠い」哲学者であるF・H・ブラッドリーの形而上学について主に研究する。博士号取得後はアカデミアを離れ、現在会社員。ボカロPとしても活動中。
すべての思考は真理であるという形而上学的原則を信頼しており、些細な一言のなかにもそれが語られた意味を見つけ出し、文脈の中に位置づけ、整理するのが得意。